なむあみだ仏っ!結神通発動動画シリーズ、二十八部衆編です。
いわゆる四天王も二十八部衆に含まれますので、この動画内に編成しました。
:編成順:
1部隊目:
毘沙門天、摩醯首羅王、散脂大将、金色孔雀王、阿修羅王、乾闥婆王
2部隊目:
那羅延堅固(阿形)、密遮金剛(吽形)、迦楼羅王、難陀龍王、帝釈天王、大梵天王(梵天)
3部隊目:
毘沙門天(多聞天)、東方天(持国天)、毘楼勒叉(増長天)、毘楼博叉(広目天)
目次
仏尊&仏像のちょこっと解説
二十八部衆全てが実装されるまでゲームが続いて欲しかった、その位思い入れのある仏尊達です。
動画の3部隊目は四天王編成ですが、一応二十八部衆に組み込まれた時の尊称にしました。
千手観音の眷属として色々なお手伝いをするのが二十八部衆です。
二十八部衆 1部隊目
ゲーム内の散脂大将は多聞様大好き、毘沙門天はどうでもいいと言うようなキャラ設定ですが、仏教的には逆で毘沙門天との関わりが深いと言われています。
乾闥婆王
ミュージシャンで沈香中毒?みたいな描かれ方をしていますが、あながち的外れではありません。
帝釈天の住む城では音楽担当ですし、酒肉は一切食べずお香を常食とする夜叉と言われているからです。
又、なむあみうてなでソーマと言えば風天ですが、乾闥婆王はソーマ酒の番人とされています。
摩醯首羅王
「ダンスは男の嗜み」の台詞が記憶に残りますが、これは仏教に帰依する前はシヴァ神であった事に由来します。
多くの歴史教科書に掲載されているので覚えている人も多いでしょう、そう【踊るシヴァ神】像のイメージからダンス好きのキャラ設定になったと思われます。
仏教的には摩醯首羅王=大自在天=シヴァ神と言われており、実は降三世明王に踏まれているのは摩醯首羅王です。
この辺の組み合わせ物語、実装されるのを期待していたのですが残念ですね。
金色孔雀王
コブラ(毒蛇)を食べる孔雀が神格化されたのが金色孔雀王で、なむあみには実装されませんでしたが孔雀明王と同体と言われています。
ド派手と言うかナルシストと言うかキザなキャラ設定になっていますが、孔雀の綺麗で豪華な羽からのイメージでしょうか。
二十八部衆としては神将のお姿で仏像化されるので、ゲーム内のイメージとはかなり違います。
毘沙門天
北方鎮護の神、武神、財福の神、日本では大人気の天部で改まっての説明はいらないでしょう。
ゲームではひたすら武神のイメージが強調されていました。
独尊をまとめて拝みたいなら、京都の鞍馬寺がお薦めです。
阿修羅王
毘沙門天同様、有名&人気の天部ですので簡単に行きます。
帝釈天のライバルと言う設定になっていますが、仏教的にも阿修羅が帰依するまでは帝釈天と大きな戦を繰り返しています。
ちょっと阿修羅が可哀そうかな?と思える内容なのですが、興味のある方はご覧になってみて下さい。
二十八部衆 2部隊目
ゲームでの阿形&吽形の扱いは少しヒドイなあと感じました。ゲームが続けば違う物語も作られていったのでしょうが。
那羅延堅固(阿形)
口を開けているのが阿形と言われてもゲーム内では閉じていて修正もされず、しかも神通に至っては吽形の方が口を開けている具合で残念過ぎるやっつけ仕事でした。
日本では仁王さまとか金剛力士という表現の方が聴きなれている人が多いでしょう。
密遮金剛(吽形)
もう一体の仁王さま吽形で阿形と一対でお寺の門を護っているのはご存じの通りです。
仁王としてのイメージが強過ぎますが、実は薬師十二神将の伐折羅大将と同体と言われています。
又、奈良県東大寺の秘仏、執金剛神立像(12月16日のみ御開帳)も密遮金剛です。
あっ!そう言えばこの執金剛神立像は口を開いています、まさかナムアミの運営さんそこまで意識して吽形の☆3神通作ったとか・・・いや、無いですね。
迦楼羅王
金色孔雀王と被る部分があるのですがコブラ(毒蛇)を常食にすると言われています。
但し迦楼羅はガルーダと言う伝説上の巨鳥であり、実在の鳥ではありません。
ゲームでは煩悩を含めて何でも食べてしまう食いしん坊のマスコットキャラ的な設定になっていました。
ちなみに日本では余り馴染みがありませんが、那羅延堅固(阿形)は迦楼羅に乗っていると言われます。
難陀龍王
お釈迦さまを誕生から見守った竜神がナムアミでは何と言うか、お釈迦様ラブ過ぎる・・・まあこれ以上はいいでしょう。
竜神と紹介しましたが本来インドでは蛇を神格化した神でした。
中国へ伝わった時に蛇が竜に転じてしまい、そのまま日本に伝わった感じです。
帝釈天王
二十八部衆として扱うので帝釈天王と尊称しました。
インドで言うインドラの事で雷帝神であり、インド神話では最重要神の一人として扱われています。
仏教的には梵天と共に二大語法善神とされ、お釈迦様を修行時代からサポートしている存在で天部の中では一歩抜けた存在と言えます。
独尊として祀られる事も多く、日本では大人気の天部です。
大梵天王
梵天さまです、ゲームではボンボンとあだ名?が付いていました。
どちらかと言うと大人しいキャラ設定になっていましたが梵天には本来、静寂と言う意味合いがあるからかもしれません。
仏教的に有名なのは【梵天勧請】の説話でしょう。
遂に悟りを開いたお釈迦さまは、余りにも深遠で奥が深過ぎて人に伝えるのは無理だと思い自分のみで悟りの境地を楽しんでいました。
そこで声をかけたのが梵天さまです。
「無理だと決めつけずにどうか人々にその喜びと楽しみを伝えて下さい。」
この言葉に勇気をもらい、お釈迦様は伝道を開始したのです。
帝釈天と比較するとどこか影が薄い存在ですが、天部の中で最も重要な一尊と言える存在です。
二十八部衆 3部隊目
二十八部衆の尊称表記をしていますが、動画はなむあみうてなの四天王です。
毘沙門天(多聞天)
多聞天と同体で毘沙門天は一部隊目に入れたので、こちらは多聞天を編成しました。
四天王の歴史はとてつもなく古く起源はインドの土俗神と言われ、既にその頃から各方位を護る神でした。
多聞天は北方担当です。
ゲーム内では断捨離(片付け)が苦手で何でも貯め込むキャラ設定ですが、多聞天には財を成す神と言う一面があるので貯める=蓄財というイメージから作られたのかもしれません。
東方天(持国天)
元は国を支える、国を作ると言う意味があり、そこから「国を持つ」つまり持国天と訳されたそうです。
国(故郷)を離れる事に戸惑いを感じ、農家を手伝ったり助けたりとなむあみうてなのキャラ設定はピッタリでしたね。
毘楼勒叉(増長天)
びるろくしゃと読みます、これは音写であって訳すと成長する、育つなどの意味です。
成長が増すと言う事で増長天と尊称されています。
南方を担当しているからか、ネアカで目立ちたがりなキャラ設定になっていました。
日本語で増長と表現すると良いイメージは沸きませんが、仏教用語として考えれば本来は非常に良い言葉です。
毘楼博叉(広目天)
びるばくしゃと読みます。音写を訳すと普通ではない目を持つと言うような意味になり、そこから広目天と尊称されました。
第3の目を額に持ち、何でも見通すイメージはなむあみうてなの広目天キャラにも通じていますね。
見え過ぎるからサングラスで隠すと言うのは中々見事な設定でした。
広目天は西方を担当しています。
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