野球の神様が哭いている。
夏の甲子園広島県代表、広陵高校が8月10日に出場辞退を発表した。
問題山積だったが出場を決め、初戦を突破。ここに至って「出場辞退」を決定した最終判断は「爆破予告があったから、生徒の安全確保最優先」との事。
これが理由なら何の解決にもならない。
目次
広陵高校辞退が当然と思う皆様へ
Xの様々な投稿を閲覧してきましたが、「真っ当な意見」もあり「集団ヒステリー」もあり、正に玉石混交です。
個人的意見としては全く関係無い部員には可哀想だけど、「もっと早い段階で出場辞退の英断を下して欲しかった」です。
警察の任意捜査も終わってない、第三者委員会の結論も出ていない。
ですから、出場辞退に反対なわけではありません。
但し「爆破予告があったから、生徒の安全確保最優先」が理由となると、こちらも立派な犯罪で見過ごす事は出来ません。
部活内で暴行(犯罪)、集団ヒステリーで誹謗中傷(犯罪)、爆破予告(犯罪)で全部が許されない。
何処にも正義はありません、出場辞退が当然と思っていた皆様、これが望んでいた結果なのでしょうか?
広陵高校と高野連の問題点
暴力事件は今年、令和7年1月に発生(イジメではなく高校生と言えど暴力事件だと思います)、部員に事情聴取して4人が認めて謝罪退部。
被害者生徒は新年度に転校、親御さんが4人だけではないはずと被害届提出&第三者委員会が設置される。
現時点で分かっている流れはここまでです。
ネットで拡散されている性的暴行(便器なめろ含む)は未確認であり、広陵高校は否定している段階。
事実を知っている人が書き込むなら理解出来ますが、正義面して拡散(リツイート含)している人達、大丈夫かな?
さて、それは別として・・・
広陵高校(野球部)→高野連広島支部→高野連
の調査が甘すぎた事は確実。下からボトムアップしていく仕組みなので、広陵高校から報告された事のみ上は鵜呑みにして処分するだけ。
高野連の処分規約が緩くなった理由
以前の規約なら今回事実認定されている事だけで出場停止でした、何故ゆるくなったのか?
「部員の数人がワルサしただけで出場停止はおかしい」という世論があったからです。
「集団責任なんて戦前みたいだ、軍隊と同じ」と言う考え方です。
暴力事件じゃなくても、喫煙、万引きなど数人やっただけで、重い処分になりました。
どちらがいいのでしょうか?
と言うか、そもそも2択でいいのかな?
正義とは常に危ういもの
そもそも論で結論。
最も悪いのは暴力事件の加害者生徒達、次は見て見ぬフリをした生徒達、次は野球部全体(指導者含)、次は学校、次は高野連広島支部、次は高野連。
未成年達には未来があるからこそ、調査をしっかりして関わった部員が他にいるなら最低限の責任を取ってもらう事は大事、未来の為にです。
もちろん犯罪レベルですから、警察にもしっかり仕事してもらうしかない、これも未来の為に。
そしてこの中に我々一般人は入っていません。
分かりますか?本来、無関係な我々が出場辞退決定して今後、この話題にいつまで興味持てますか?
話題になっている時だけ「正義をかざす」のは無責任です。
これから責任を果たすのは関係している大人達です、野球部関係者、学校、高野連広島支部、高野連、捜査機関の警察、それぞれが忖度せずに大人の仕事と責任を果たす事を期待しましょう。
本気で興味がある方達は出場辞退で終わりにするのではなく、この後の展開を見守り続けましょう。
無用なことなれど、一野球人の思いです。
野球の神様が哭いている・・・。